2012/7/19 木 | フォトアルバム
秋田市植物園で校外学習
こんにちはmayuです。
平成24年7月10日秋田市植物園に、秋田市立将軍野中学校2年生5名の生徒が校外学習に訪れました。総合的学習の一環で修学旅行前に秋田をもう一度見直し、県外から秋田を見つめようというスローガンの下、今回の校外学習に至ったそうです。
初めに、自然観察指導員の若生(わこう)さんから自己紹介をしていただき、生徒たちの質問に答えていただきました。また、これから散策する園内についての説明もしていただきました。
沼に先程パネルで説明していただいた、モリアオガエルとクロサンショウウオの卵がありました。
水が濁っていて、陽のあたり具合ではっきりと見ることができませんでした。春には沢山見ることができたそうです。来年の春には是非見てほしいものです。
栗の花の説明を受けました。
花のどの部分がイガクリになるか、ルーペを使って見ています。秋の収穫時の栗のイメージしかありませんでしたが、最近よく目にする木にぶら下がっている白い花は、栗の花だったんですね。
マタタビの説明です。
葉の裏に白い花を咲かせ、昆虫を呼び寄せているらしい。
これは余談ですが、ネコにマタタビという言葉がありますが、マタタビ特有の臭いにネコが強い反応を示すため生まれた言葉だそうです。そばに近づいただけでは、あまり臭いを感じませんでした。
ハンカチノキの説明です。
中国四川省が発祥地だそうです。秋田ではおそらく植物園にしかないのではとおっしゃっていました。
中国のパンダが好む木で、この時ちょうど上野動物園にパンダの赤ちゃんが誕生というニュースに話題が集まっていました。生徒のみなさんもだいぶ興味があったように見受けられました。若生さんの説明をとても熱心に聞いていました。残念なことに、この後パンダの赤ちゃんがなくなってしまいましたが、今回の校外学習の中でとても印象深いものになったことと思います。
ハンカチノキは5月下旬から6月上旬に花が咲きます。今年もハンカチのような花が咲きました。秋田にひとつしかないハンカチノキを是非ご覧下さい。
東屋に戻って今度は、葉図鑑を見ながら、いろいろな葉の説明です。
生徒の一人がソメイヨシノの葉を見つけたことで葉についての説明になりました。普段見慣れている葉に興味を持つということは、さすがだと思いました。秋田を担う中学生の皆さんに学習の場を提供できたことをうれしく感じました。
校外学習を終えて、生徒のみなさんから自然観察指導員の若生さんにお礼の言葉が述べられました。
若生さんのとても丁寧でわかりやすい説明で植物園に生息する動植物の知識が得られたことと思います。新しい発見がありましたら反対に教えて下さいと若生さんがおっしゃっていましたね。今回の学習で得られたことが皆さんの励みとなって、秋田の自然を見つめなおすことができたらいいですね。
また微力ながら皆さんの役に立つことができたならとても光栄に思います。最後に園内を案内していただいた「若生さんありがとうございました。」私たちも勉強させていただきました。 これから植物園では四季折々のかもし出すさまざまな景観もまた楽しむことができます。癒しのプロムナードとして御来園くださることをお待ちしています。